Abstract
英語を母語とする日本語学習者は日本語の語アクセントをどのように習得するか。先行研究から、生成されるアクセント型は発話環境の影響を受けやすいことが分かっている。本研究では、語末アクセントに焦点を当て、学習者10名が生成するアクセント型を分析した。その結果として以下の3 点を示す。①語末アクセントは容易に習得されず、標準語において語末にアクセント核を持つ語は、語頭または語中にアクセント核が置かれる傾向がある。②後接語の
付加により、標準語とは異なるアクセント型のパターンが現れることがある。③生成されるアクセント型は品詞によって異なる。後接語の有無が、学習者の生成に見られるアクセント型のバリエーションの原因の一つとなっている可能性、さらに、標準語にあるアクセント型の頻度分布が習得されている可能性について論じる。
付加により、標準語とは異なるアクセント型のパターンが現れることがある。③生成されるアクセント型は品詞によって異なる。後接語の有無が、学習者の生成に見られるアクセント型のバリエーションの原因の一つとなっている可能性、さらに、標準語にあるアクセント型の頻度分布が習得されている可能性について論じる。
Translated title of the contribution | The production of word-final accent by English learners of Japanese |
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Original language | Other |
Journal | Issues in Language and Culture |
Publication status | Published - 2012 |